リーディング・文法
2010年05月02日
5STEPアクティブ・リーディング

著者の和田さんの英語の偏差値を、たった半年で37→70にした「音読」学習法の本です。
5STEPとは:
1. 重要語彙をチェックする
2. リスニングで概要をつかむ
3. 英文を詳細まで読み込む(5段階)
4. 音読で英文をIntakeする(7種類の読み方で20回)
5. 入試形式の問題で最終確認する
頭はもちろん、耳、口、手も総動員するから「アクティブ」リーディング。
高校生向けに書かれたリーディング力アップの学習参考書ですが、指示が詳しく、授業を受けるような感覚で学習できるので、独学したい大人にもおすすめです。
音読がいいことは分かっているけど、1人ではなかなか・・
という方も、指示にしたがって色々な読み方をしていくうちに、20回読めてしまいます

英文のレベルはリスニング用としては高めで、難易度は
TOEIC<本書<TOEFLというかんじ。
内容もTOEICよりバライエティに富んでいて、
どちらかというとTOEFLに近いです。
【こんな方におススメ】
・英語力の底上げをしたい、やる気に満ちた独学の方
・1つの素材から吸収し尽くす学習スタイルが好きな方
・基本文法をひととおり学んでいる方
・英文の論理構成を把握し、内容を整理する練習をしたい方(←私)
・幅広いトピックの英文を読みたい方
・TOEFLはまだ難しすぎるので、1ステップ入れたい方
・音読の練習にもうひと工夫加えたいと思っている先生
【おススメしない方】
・基礎的な知識がない方(文法や構文の説明は多くありません)
・とにかくすぐにTOEICのスコアを上げる必要がある方
(TOEIC用の勉強をしたほうがいいです)
・本気でない方
(最初はある程度の覚悟をもって取り組んだほうがよいと思います。
いったん波に乗れば、どんどん楽しくなってくるはず!)
【オススメレベル】中級
【オススメ度】90点
英文のレベルも適度にチャレンジングだし、
簡単な英語のサマリーもあるので
先日紹介した『英語の力を呼び覚ます』の
DSL学習法の教材としても使えそうです。
ymkarin at 14:18|Permalink│Comments(1138)│
2010年01月05日
講談 英語の歴史

歴史や地理にコンプレックスがある私は、英語史を勉強する必要を強く感じながらも、なんとなくそれを避けてきました。
でも、これはそんな私にも読みやすく、というか、むしろ楽しく読むことができる本でした。
視界が開けたかんじで、「英語以外の言語、とくにドイツ語とフランス語をやると、英文法の理解が深まるよ」という先生のアドバイスも府に落ちた気がします。
英語の見え方が変わったし、自分の教え方や今後の方向性についても軌道修正をするきっかけになりそうです。
ymkarin at 14:29|Permalink│Comments(12427)│
2009年05月03日
ロングマンの英英辞書

おすすめの英英辞書は「ロングマン」だそうです。
しかしいざamazon.co.jpで検索してみると、いろいろなバージョンがあるんですね。石渡先生がセミナーで勧めてくれたのはコレです。
↓ ↓ ↓
ロングマン現代英英辞典 [5訂版] DVD-ROM付
ようやく「これに決定!」と思ったら、
また迷ってしまいました

結局、書店で比較してみて内容的に大差ないと感じたので、やや見やすい気がした「現代英英辞典」のほうを購入

お勧め度:★★
半年ほど使ってみましたが、コウビルドのほうが個人的には使いやすいので星は2つにしました。
ymkarin at 03:34|Permalink│
2008年07月21日
世界一わかりやすい英文法の授業
NHKでおなじみの大西泰斗さんや
知る人ぞ知る(?)大矢復さんの
いいとこどりをしたような、
楽しくて役立つ本です。
単に文法を説明するだけでなく
どうしてそういうルールになるのか
どういうニュアンスがあるのか
といったところに踏み込むことで
ルールを極力シンプルに、かつ
応用がきくようにしようという
アプローチが好きです。
ここまで言い切っちゃって大丈夫?と思うほど
大胆に単純化しているところもありますが
その分、文法があまり得意でない人にも
受け取りやすくなっているように思います。
すべての文法をカバーしているわけではありませんが
読みやすく、イラストも上手にイメージを伝えていて
幅広い層の方に楽しんでいただけると思います。
文法の教え方で悩んでいる先生たちにもお薦めです。
この本もそうですが
よくできているなと感じる参考書に共通してるのは
実は著者の日本語力なのでは?と感じることが少なくありません。
英語のニュアンスみたいな、漠然として、つかみどころのないものをうまく伝える力に感心します。
ymkarin at 15:58|Permalink│Comments(9841)│
2008年07月14日
目からウロコの復活中学英語
![目からウロコの復活中学英語 5講座 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/419IG%2BO6BNL._SL160_.jpg)
高木悦夫さんの『目からウロコの復活中学英語 5講座 』というDVD、いいです!
「その昔、中学で英語をやったけど記憶ほぼゼロ」「基礎の基礎からやり直したい」という方にす〜ごくオススメです。
be動詞と一般動詞の区別や
否定文・疑問文のつくり方といった
基礎の基礎を「これで分からないわけがない」
というほど丁寧に、繰り返し、説明&練習
させてくれます。
でもね・・・
きっとそれ以上に喜んでいただけると思うのは、
もっといい授業をしたい講師のみなさんだと思うのです。
文法の説明の仕方はもちろん、
余分なことを教えない、
大切なことはしつこいぐらい繰り返す、
板書のしかたなど、学ぶことが多く、
これを見た後は、
自分のレッスンが確実に変わったと感じました。
http://xn--fiq353ay14auog.com/j/fm8kisoで
DVDの一部が見られます。
また、http://xn--fiq353ay14auog.com/j/fm1から
無料メールセミナーの申し込みもできます。
ymkarin at 10:30|Permalink│Comments(3164)│
2007年07月15日
2007年03月16日
イチから身につく英作文ドリル
東後幸生 著

本当のビギナーに薦められる教材をずっとさがしていました。
どんなイメージかというと、
*中学校からずっと英語が嫌いだった
*「isとdoesの違いって?」「takeの過去形って何?」というようなレベルだ
*活字を読むのはあまり好きじゃない
という人が
*できるだけ負担なく
*独学できて
*文法が「分かる」だけでなく、「使いこなせる」ようになる
そんな教材です。
車の運転にたとえれば、
交通ルールや車の操作が
理解できるだけじゃなく、
路上運転まで一人で練習できちゃうみたいな。
しかも、教本を開くと
すぐ眠くなっちゃうような人でも、
車を動かしながら
基礎だけは身につけられるような一冊です。
そんな条件に「近いかも」って思ったのが
『イチから身につく英作文ドリル』
です。
この本では、すごく基礎的な文法を繰り返しながら身につけるようになっているので、本当に基礎からやり直したい人以外は退屈してしまうかもしれません。だからオススメできる人がやや限られるのですが、とにかくゼロからやり直したい、理屈より手を動かしながら身につけたいというかたは、チェックしてみる価値があると思います。
本当のビギナーに薦められる教材をずっとさがしていました。
どんなイメージかというと、
*中学校からずっと英語が嫌いだった
*「isとdoesの違いって?」「takeの過去形って何?」というようなレベルだ
*活字を読むのはあまり好きじゃない
という人が
*できるだけ負担なく
*独学できて
*文法が「分かる」だけでなく、「使いこなせる」ようになる
そんな教材です。
車の運転にたとえれば、
交通ルールや車の操作が
理解できるだけじゃなく、
路上運転まで一人で練習できちゃうみたいな。
しかも、教本を開くと
すぐ眠くなっちゃうような人でも、
車を動かしながら
基礎だけは身につけられるような一冊です。
そんな条件に「近いかも」って思ったのが
『イチから身につく英作文ドリル』
です。
この本では、すごく基礎的な文法を繰り返しながら身につけるようになっているので、本当に基礎からやり直したい人以外は退屈してしまうかもしれません。だからオススメできる人がやや限られるのですが、とにかくゼロからやり直したい、理屈より手を動かしながら身につけたいというかたは、チェックしてみる価値があると思います。
ymkarin at 10:45|Permalink│Comments(9246)│
2007年03月15日
文法は大切か
「基礎的な文法は大切!」と、
この頃ようやく確信できるようになりました。
教え始めたばかりの頃は
「文法はそんなに気にしなくていいですからね」
と言っていたのですが。
たくさんの生徒さんを見るうちに、
「基礎レベルの文法だけは必要」
と言わざるをえなくなってきたんです。
何年も英会話学校に通いながら、
伸び悩んで辞めていった人たちの顔を思い浮かべると、
「基礎的な文法力の不足」が彼らの多くに
共通しているように思えます。
英会話学校にくる人は、
早く「話せるように」なりたいと
思っている場合が多いので、
「ここに来てまで、
わざわざ文法なんかやりたくない。
とにかく話させてくれ」
という人もいます。
でも、基礎がゆるいと、結果的には
余計なエネルギーや時間を使うことになりかねません。
ガタガタの土台に家を建てるようなものですからね。
この頃ようやく確信できるようになりました。
教え始めたばかりの頃は
「文法はそんなに気にしなくていいですからね」
と言っていたのですが。
たくさんの生徒さんを見るうちに、
「基礎レベルの文法だけは必要」
と言わざるをえなくなってきたんです。
何年も英会話学校に通いながら、
伸び悩んで辞めていった人たちの顔を思い浮かべると、
「基礎的な文法力の不足」が彼らの多くに
共通しているように思えます。
英会話学校にくる人は、
早く「話せるように」なりたいと
思っている場合が多いので、
「ここに来てまで、
わざわざ文法なんかやりたくない。
とにかく話させてくれ」
という人もいます。
でも、基礎がゆるいと、結果的には
余計なエネルギーや時間を使うことになりかねません。
ガタガタの土台に家を建てるようなものですからね。
ymkarin at 00:33|Permalink│Comments(6876)│