2007年10月
2007年10月20日
新TOEICまるごと模試600問
新TOEICテスト まるごと模試600問
NHKラジオ講座でおなじみの岩村圭南先生による問題集です。
レベルは本番より高めで、第1回模試から第3回目模試に向かって難易度が増すかんじです。
好きなところ
□収録されている英文の質。
もう一歩と思うところ
□TOEICを専門にしている人たちの本に比べ、本試験のクセをそれほど忠実に反映していないように思います。
□CD:パート1&2はいくつかの問題文をまとめて1つのトラックに収録しています。「1トラックに1問題」という多くのTOEIC系参考書の収録法にくらべ、これが使いやすいかどうかは分かれるところだと思います。私は、答え合わせしながらもう一度ききたいとき、すこし不便に感じました。
全体的に難しめで、解説や語句説明も比較的シンプルなので上級者向けかと思います。岩村圭南先生が好き、難しめの問題に挑戦して自信をつけておきたいというかたには悪くないと思います。TOEICのパターンに慣れたい、テクニックを使いこなせるようになりたいというかたには積極的にはお薦めしません。
予想スコア表はちょっと甘めかなという気がしました。
■総合得点■
『新TOEICテスト まるごと模試600問』85点
2007年10月10日
キム・デギュンの究極厳選400問
TOEICの世界では超有名人&エキスパートのキム・デギュン氏。
この人が関わった問題集を1冊ぐらいはやっておきたいと思って『キム・デギュンの究極厳選400問』
TOEIC試験2回分にあたる600問が収録されています。
同じ著者による有名本『正解が見える』
レベルは、全体的には、本番と同じぐらいかやや易しいぐらいですが、ちょっと納得のいかない難問もいくつかありました。
好きなところ
□解説が見やすく丁寧(とくに語彙)
残念なところ
□録音しているネイティブの数が少ない
(アクセントのバリエーションが少ない)
□得点換算表がない
キム氏の本なので、
本番にかなり近い内容だろうと予想していたのですが、
それほどでもない気が・・・
(part 3 & 4の英文が長め、SET1のパート5で語彙問題の割合が多い、Part 7で使われている英文の傾向がちがう?、選択肢がやや曖昧、など)
だからといって悪いというわけでは決してなく
きちんとした内容の好感の持てる1冊です。
ただ本試験にできるだけ近い問題をさがしているので
87点としました。
■総合得点■
『新TOEICTEST キム・デギュンの究極厳選400問』89点
2007年10月07日
TOEICの解答テクニック
『新TOEICテスト 直前の技術』
『新TOEICテスト はじめての解答技術』
多少抵抗のあるノウハウも含め
けっこう素直に試しました。
うーん、あなどれないですね。
そのおかげかどうか9/30のテストで
本番でひととおり解答を終えて
時計を見たら残り時間25分。
以前はたしか15分ぐらいだったはず。
見直しをしたら間違いがずいぶんあったので
結果を見ないと最終的なことは言えませんが
とにかくスピードが上がったことは確かです。
私の場合、とくにパート3、4、5、7で効果を感じました。
結論から言うと
『直前』『はじめて』とも、よく書かれた本だと思います。
『はじめて』を書いたヒロ前田さんは
『直前』の共著者でもあるので
基本的なテクニックには共通点が多いです。
『直前』のほうがテクニックが盛りだくさんで
「11日間で徹底して技術を磨こう!」という勢いがあるかんじ。逆にいうと、テクニックの数にちょっと圧倒されます。
『はじめて』ほうは、
「怖がらなくていいんですよ。わたしと一緒にやってみましょう」と一緒に手をとってくれるかんじです。
テクニックの数自体は少ないですが
その分、実践しやすいとも言えそうです。
どちらも解説がかなり詳しく
正解にいたるまでプロセスが
なぞれるようになっています。
『はじめて』のほうがさらに詳しいので
ビギナーのかたには
こちらのほうが消化しやすいかもしれません。
どちらもよい本なので
あとは相性で選んでいいと思いますが
個人的には『はじめて』のほうが
少しなじみやすかったかな。
でも『直前』には
練習問題が1回分ついてるので+2点しました。
■総合得点■
『新TOEICテスト 直前の技術』
『新TOEICテスト はじめての解答技術』